Graphene MesoSponge® (GMS)

Graphene MesoSponge®(GMS)は特殊な製造方法を用いているため、炭素1原子分の厚みでスポンジのような中空の三次元構造を有しており、そのため、「炭素材料は硬い」というこれまでの常識を覆す、機械的柔軟性を特徴として持っています。また、その特殊な製造方法により材料終端の官能基量が著しく少なく、優れた化学的な耐久性を有しています。さらには、その特殊な製造方法は構造制御を可能とするため、アプリケーションに応じた様々なナノスケールにおける構造変化を実現します。これらは、従来の炭素材料の持つ導電性と合わせて、様々な分野での応用が期待されるGMSの基礎的特徴となっています

GMS's acredentials

10年

を超える研究開発実績

GMSは2014年に東北大学材料科学高等研究所の西原研究室で発明されて以降、数多くの分野への応用のための研究が続けられています

50件

を超える出願特許数

GMSは2022年の3DCの設立以降、東北大学から移転された特許に加え、数多くの出願・獲得を経て、特許競争力を有する材料になっています

30以上

の大学/研究機関との共同研究実績

GMSは日本及びグローバルのトップ大学・研究機関とのパートナーシップにより、その基礎メカニズムや材料応用としてのメカニズム解明等の研究開発が進められています

Advantages for batteries

導電助剤(リチウムイオン電池)

25%+の容量増加

高電圧耐性に優れる導電助剤の採用により4.4Vを越える電位での使用が可能に

20%+の充放電性能の向上

高次ストラクチャと保液性が電子・イオン抵抗の低減を実現し充放電性能が向上

30%+のサイクル寿命の向上

シリコン系負極活物質の膨張収縮の物理的劣化を抑制しサイクル寿命が向上(CNTとの組み合わせにより効果がさらに向上)

シリコン系負極活物質(リチウムイオン電池)

2,000mAh/kg+の実現

中空構造を活かしたコンポジット化により唯一無二の高容量を達成

50%+のサイクル寿命の向上

特殊なメソ構造を活かして膨張収縮を大幅低減可能で、サイクル寿命が大幅に伸長

Future society with our technology

GMSの社会実装を通じた電池進化により、持続性のあるエネルギー・トランジションの実現と人々の利便性の向上を実現します

持続可能なシェアリングモビリティ

100年持続する電池で駆動するモビリティによりシェアリングエコノミーの環境負荷が大幅に低減される

ネットゼロ・スマートグリッド

太陽光・風力発電やコジェネレーションに蓄電池を組み合わせることでグリッド単位でGHG排出の無い電力供給網が実現される

すべての人にスマートフォンを

スマホやタブレットが世界中に普及し発展途上国を含む誰もが教育や情報にアクセスできるようになる

Product & Application

GMSは電池業界においても数多くのアプリケーションへの応用が期待されており、3DCは設立以降、リチウムイオン電池をはじめとした電池材料への応用と製品化を行っています